モチベーションを維持するには

試験勉強は大変!?

 通常の業務を行ないながら、試験勉強の時間を確保するのはとても大変です。特に技術士の第二次試験を受験しようと考えている技術者の方は、中堅社員として業務量も多くこなされているのではないでしょうか。

 先日、大学の後輩が「総監部門(総合技術監理部門)を受験するんですが、会社に総監部門の技術士がいないんです。正直言って、総監部門を受けるモチベーションが上がらないんです。」と相談してきました。

 総監部門は、他の20部門とは少し性質が異なるので、別の機会に詳しくご紹介します。

 総監部門以外の20部門の試験勉強の方法は、キーワード学習と過去問題を使って論文を執筆して添削指導を受ける、が主流になると思います。

 このキーワード学習と論文執筆が、ゴールが見えなくて途中で挫折してしまいそうになります。特に、論文の添削指導は、指導者の「合格してほしい」という気持ちから厳しく指導されます。そのため、受験生は添削された論文を読み返すたびに凹んでしまうのです。

モチベーションを維持する方法

 ここでは、私が考える「モチベーションを維持する方法」を紹介します。

合格して活躍している姿を想像する

 試験に合格して、技術士登録を済ませ、晴れて技術士を名乗れるようになった自分の姿を想像します。技術士だからこそできる仕事もあります。会社によっては昇進したり、給与が増えたり、合格お祝い金をいただけることもあります。社内だけでなく、顧客からの評価も高まります。

 技術士として自信をもって仕事に取り組んでいる自分を想像することで、「合格するぞ!」とモチベーションの維持につながると思います。

試験仲間を作る

 同じ試験を受ける人と知り合いになって、情報交換をしましょう。部門や科目は違うかもしれませんが、同じ年に受験する者同士ですから、すぐに意気投合できます。

 私は、大手の試験対策講座を受講して、試験仲間を作っていました。その講座が終わった後でも、技術士としての付き合いが続いている方もいます。独学の方は、技術士試験のコミュニティサイトなどで掲示板を眺めているだけでも、仲間が全国にいるように思えて、モチベーション維持につながります。

会社の同僚や家族に宣言する

 会社の同僚や家族に、「試験を受ける!合格する!」と宣言してみましょう。 
少しプレッシャーになるかもしれませんが、 同僚や家族から応援してもらえるかもしれません。

 このプレッシャーや応援が、試験勉強のモチベーションにつながります。しかし、くれぐれもプレッシャーを感じすぎないように気をつけてくださいね。

ときどき勉強しない日を作る

 ずっと勉強ばかりしていては、気持ちも滅入ってしまいます。試験勉強も、ONとOFFの切り替えは大切です。たまには勉強をしないで、好きなことをする日を設けてリフレッシュしましょう。

 私は、映画を見に行ったり、サッカー観戦に行ったりしていました。その代わり、勉強するときは集中して取り組みましたよ。

合格したら自分へのご褒美を与える

 試験に合格したら自分へのご褒美として、自分がずっと欲しかったものを買ったり、行ってみたかった場所に旅行に行くのもいいかもしれません。

 

技術士試験の筆記試験でどんな風に書けばいいか迷っていたら、論文の書き方をご覧ください。

技術士試験の論文を書くための知識が足りないかもと思ったら、キーワード学習をご覧ください。

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