過去問題を繰り返し解く
第一次試験は、基礎科目、適性科目、専門科目があり、全てマークシート方式です。さらに、出題される問題の半数近くが、過去問題の類似問題です。そのため、勉強法は過去問題3年間分(不安な人は5年間分)を繰り返し解いて、しっかり覚えこむことが王道です。
基礎科目と適性科目は、過去問題の解答解説集や教科書のようなものが多く販売されています。そのため、勉強は比較的行ないやすいと思います。本によっては、解説がとてもシンプルに書かれているので、必要に応じて本やインターネットで調べる必要があります。
専門科目の勉強は?
専門科目は、受験者数が多い部門では過去問題の解答解説集が販売されています。例えば、建設部門、電気・電子部門、機械部門、環境部門、上下水道部門などです。これらの部門を受験する方は、市販の解答解説集を利用したほうが効率的に勉強できると思います。
しかし、受験者数が少なく、過去問題の解答解説集が販売されていない部門を受験したい方はどうすればいいのか?日本技術士会では、過去問題と正答を公表しています。これらを入手して自分で調べることになります。調べることで、じっくりと自分の頭に知識を入れることはできます。しかし、時間がかかってしまいます。
私は、一次試験の専門科目を応用理学部門にしました。過去問題の解答解説集はありませんでしたので、自分でいろいろな本やWebサイトを調べて、解答解説集を自作しました。とても時間がかかってしまったことを、覚えています。
そこで、当講座では一次試験の専門科目の過去問題の解答解説集を作成しました。詳しくは、当講座の技術士試験対策講座のページをご覧ください。まずは、応用理学部門です。これから少しずつ、解答解説集を増やしていく予定です。
勉強期間は?
試験勉強は、約2カ月前の8月から始めていれば間に合います。過去3年間分の過去問題を3回繰り返すとよいでしょう。もし3回を終わっても間違える問題があれば、それらのみをピックアップして「よく間違える問題」としてまとめておくと良いですよ。
マークシート方式の正答の選び方
一次試験は、5択です。そのため、4つは間違いで、正しいものは1つだけす。マークシート方式試験のセオリーとして、5つのうちの2つか3つは明らかに間違いと分かるように書かれています。残りの2つは、どちらも正しいように書かれていて、受験生を悩ませようとしています。
試験は、まず明らかに間違っている選択肢を排除して、正しいと思われる選択肢を残し、じっくり考えて1つに絞るとよいでしょう。
一次試験の解答解説集の詳しい説明は、こちらのサイトをご覧ください。
一次試験の解答解説集(応用理学部門・環境部門)のご購入は、こちらのサイトをご覧ください。
令和3年度の応用理学部門と環境部門の解答解説集を、販売開始しました(2022/5/13追記)。