今年度の技術士第二次試験の筆記試験まで、残り1か月を切りました。
これまでコツコツと試験勉強をがんばってきた方、なかなか論文が書けずに悩んでいる方、仕事が忙しくてほとんど試験勉強ができなかった方。
いろいろな人がいらっしゃると思いますが、筆記試験まであと1か月です。この1か月間でやっておきたいことを3つ紹介します。ぜひ、試してみてくださいね。
新しい知識を覚えるよりも、復習に力を入れる
新しい知識を覚えるよりも、これまでに学んだ知識をしっかりと復習して頭に叩き込みましょう。
筆記試験では、「自分の知っている知識を、問題文にそって論理的にわかりやすく伝える」ことが高得点につながります。いま自分が持っている知識を駆使して、問題文に合わせて解答できるかどうかがポイントです。
そのためには、キーワード学習で自分で作ったキーワードの説明文を繰り返し読む、ICレコーダーに録音して繰り返し聴くことで、知識を定着させましょう。
添削後の論文を読み返す
技術士の人から論文添削を受けた方は、添削後の論文を読み返して、どこを注意されたのか、を確認するとよいです。そして、自分の論文の悪い癖、例えば誤字脱字が多い、1つの文章が長い、主語と述語がねじれてしまって意味が通じない、などを分析してみましょう。
特に、添削を受けてしばらく経っている論文は、自分でも何を書いたのか覚えていないことが多いので、客観的に自分の悪い点を見つめることができます。
筆記試験の本番で、せっかく所定の枚数分の論文を書いたとしても、解答が問題文とずれていたり、分かりにくくて何を書いているのか伝わらないと、高得点にはつながりません。
添削後の論文の読み返しは、論文の切り口を復習できると同時に、分かりやすい文章を書くための復習になりますよ。
本番の試験時間に合わせて手書きで論文を書いてみる
これまで、論文はパソコンを使って書いてきた方がほとんどだと思います。しかし、筆記試験は手書きで論文を書きます。
仕事でも、文章はパソコンで書くことが主流ですので、手書きの文章はなかなか書く機会がないと思います。ですので、制限時間内に所定の枚数の論文を手書きで書くことは、それだけでとても大変なことなのです。
パソコンは「とりあえず書いて後で修正」が簡単にできますが、手書きではそれができません。一度書いてしまうと、修正するためには消しゴムで消さないといけません。修正のための時間がすごくもったいないです。
また、論文を書きだす前に、しっかりと論文の骨子を考えおかないと、最初と最後で言いたいことがねじれてしまう一貫性のない文章になってしまいます。
そのため、論文の骨子を事前に考えたあとに手書きで論文を書く練習を始めてください。
毎日書いていると、手が疲れて筆記試験本番に腱鞘炎になってしまうかもしれません。自分の体力と試験に費やせる時間を見計らって、試験前日までに最低でも週2回は手書きで論文を書く練習をしてみることをオススメします。
技術士第一次試験を受験予定の方はこちら