令和3年度技術士第一次試験 適性科目「Ⅱ-2」の解説

令和3年度の技術士第一次試験 適性科目Ⅱ-2は『公衆とは』

このブログでは、令和3年度技術士第一次試験の適性科目の問題や選択肢を少し深堀りして、第一次試験の試験対策だけでなく、第二次試験の筆記試験や口頭試験の対策にもなるような解説を目指してみたいと思います!

令和3年度の技術士第一次試験 適性科目Ⅱ-2

今日は令和3年度技術士第一次試験 適性科目「Ⅱ-2」を解説します。

適性科目「Ⅱ-2」は、公衆の定義に関する問題でした。

技術者倫理における公衆とは、技術的な業務やサービス内容をよく知らされたうえでの同意を与えることができない人のことをいいます。

例えば、何かの建造物が建設されることになったとします。

その建造物が周辺環境に与える影響などについて、十分に評価できるだけの知識や情報が足りずに、主体的に判断できないために同意を与えることができない人たちを公衆といいます。

つまり、自分たちだけで判断することが難しい人たちということです。

そのために技術の専門家である技術士・技術士補・修習技術者は、倫理的な観点から公衆に不利益が生じないように、公衆の安全や健康、福祉を最優先に考えて行動をすることを求められているのです。

また、この考えは公益の確保にもつながっています。問題文にも書かれているように、この考えは技術者倫理で最も重要ですので、しっかりと理解しましょう。

 

令和3年度技術士第一次試験 適性科目の問題と正答は、日本技術士会のホームページに掲載されています。


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