技術士第一次試験まであと1か月でやるべきこと3つ

令和元年度の技術士第一次試験試験まで、あと1か月となりました。

なかなか試験勉強の時間が取れない!過去問題をやっているけどなかなか解けない!焦ってしまって、勉強が手につかない!

そんな悩める受験生の皆さんに、今日はあと1か月のうちに、これだけは必ずやっておきたい3つのことをお教えします。

あと1か月で「必ずやっておきたい3つ」のこと

一次試験を受験される方は、技術系の会社にお勤めの方がほとんどだと思います。ちょうど今の時期から、繫忙期に差し掛かる企業が多いのではないでしょうか。

試験前だからと、せっぱつまって様々な勉強法に手を出してしまう方もいると思います。逆に、何をしたらいいのか分からずに、仕事も忙しいからと勉強しないで試験本番に臨んでしまう方もいると思います。

そこで、試験まであと1か月のこの時期から、ぜひ皆さんに取り組んでもらいたいこと3つを紹介します。

  1. 試験勉強の計画を立てる
  2. 基礎科目と専門科目は苦手な方を多く勉強する
  3. 適性科目の試験勉強は5時間くらいにする

それでは、1つずつ説明していきますね。

試験勉強の計画を立てる

あと1か月の間に、どれくらい試験勉強ができる時間が残っているのか?を把握することが大切です。「第一次試験合格」というプロジェクトを進めるためには、やはりタイムマネジメントは重要になります。

ここで「毎日早起きして、朝に2時間勉強する」など、普段の自分の生活リズムが崩れてしまいそうなことはやめましょう。最初はよくても続きません。

自分の生活リズムを踏まえて、無理なく試験勉強時間を捻出するようにしましょう。平日に時間が取れそうにないという方は、この1か月間だけはちょっと遊びを我慢して土日に集中して勉強しましょう。たとえ勉強時間が短くても「どれだけ集中して効率よく勉強するか」が、合格のカギとなります。

基礎科目と専門科目は苦手な方を多く勉強する

ほとんどの受験生の方が「難しいな」と感じるのが、基礎科目と専門科目です。

第一次試験は、3つの科目とも50%以上正解しないと、合格にはなりません。どれか1つだけ勉強して合格ラインに達しても、1つの科目で合格ラインに届かなかったら、不合格になってしまいます。

試験まで残り1か月ですから「100点満点ではなくて合格ライン(50%以上の正解)に達する」ことを考えて行動しましょう。

基礎科目と専門科目は、苦手な科目のほうにやや重きを置いて試験勉強をしましょう。

試験勉強の基本は、過去問題を繰り返し解いて、類似問題が出ても対応できるようにしておくことです。過去問題が出たら、100%自信をもって解答できるように、繰り返し勉強しましょう。このとき、正答の番号のみを覚えるのではなく「なぜその番号が正答なのか」「ほかの番号はなぜ違うのか?」を理解しながら解いていくと、類似問題に対応しやすくなります。

適性科目の試験勉強は5時間くらいにする

適性科目は、技術者倫理が中心なので、常識を持っていれば解ける問題が多いです。しかし、近年の出題傾向を見てみますと、問題の意図をちゃんと理解しておかないと正解できない問題が増えているようです。

最近話題になった事柄や関連法令のチェックは忘れずに行いましょう。

そして、適性科目の試験勉強は、5時間くらいに抑えましょう。過去5年間分の過去問題を解いて、復習の時間も含めると、5時間くらいになると思います。不安な方は、もう少し時間を割いてもいいと思います。

しかし、適性科目はほとんどの受験生が合格ラインに達しています。ですので、ここは100点を目指すより「合格ラインに達する」ことを目標にしましょう。

そして、空いた時間で基礎科目や専門科目など、ご自分の苦手な科目の勉強に充ててください。


今日は技術士第一次試験まで残り1か月のうちに、これだけは必ずやっておきたい3つのことを紹介しました。受験生の皆さんの試験合格を祈念しております。