「知識の引き出し」の増やし方

論文を書くためには「知識」が必要です。その「知識の引き出し」をどうやって増やしたらいいのか、その具体的な方法を紹介します。

 知識が出てこない!?

モチベーションが上がらないときは

思い切って、気分転換しよう

この連休で「よし勉強しよう!」と思っていても、なかなかモチベーションが上がらないなぁという方はいませんか?

人間ですから、ずっと勉強できるわけではありませんよね?やる気が起きないというときも、あるでしょう。そんな時は、思い切って勉強はちょっとお休みして、気分転換をしましょう!

でも、だらだらと気分転換をしてはダメですよ。「〇〇までは気分転換の時間にする」と期限を決めます。例えば「今日は気分転換だから勉強は休み、明日からまたがんばろう!」とか「これから2時間は気分転換して、その後に勉強しよう!」といった感じです。

今は外出自粛なので、実践できる気分転換は限られてしまいますが、自分の性格に合った方法を見つけましょう。

 令和2年度の第二次試験に向けて

「知識の引き出し」の増やし方

前回は「知識の引き出し」について説明しました。今回は、「知識の引き出し」の具体的な増やし方をご説明します。

まず、技術士試験の論文でどんな知識が必要でしょうか?技術士コンピテンシーももちろん重要です。それでは、具体的な知識って何でしょうか?

その答えは、過去問題にあります。過去問題を見てください。その中には、技術士の部門や専門科目に必要な用語・単語・(以下、キーワードと書きます)が書かれています。

試験問題で使われているキーワードは、技術士になる人たちに最低限知っていてほしいと考えられているキーワードです。つまり、過去問題で使われているキーワードが、必要な知識「キーワード=知識」です。

それでは、「キーワード=知識」を増やすには、どうしたらいいでしょうか?

過去3か年~5か年分の試験問題を見てください。その中で、自分で説明があやふやだったり、説明できないキーワードをピックアップします。 

ピックアップしたキーワードを、1つあたり300文字程度でまとめます。キーワードはまとめることが目的ではなくて、まとめる作業を通じて知識として習得することが目的です。300文字程度が覚えやすいですが、もし、もっと詳しくまとめたい方は600文字程度(A4用紙1枚程度)でもいいです。

まとめ方は、①原理・原則、②問題と課題とその解決策、③新たなリスクとその対策について、箇条書きでも文章で書いていきます。さらにまとめる場合は、④調査・検討すべき事項、⑤業務手順、⑥留意点、⑦工夫点、⑧関係者との調整方策、⑨技術者倫理や社会や環境の持続可能性の観点についても、箇条書きでも文章で構いませんので書いておきます。

選択科目Ⅱ-1には①、選択科目Ⅱ-2は①④⑤⑥⑦、選択科目Ⅲは①②③、選択科目Ⅰは①②③⑧⑨が対応します。

キーワード集を作って覚えるだけで、筆記試験に必要な知識が身につきますよ。

どれくらいの数のキーワードをピックアップすればいいですか?と聞かれることがあります。これは、その人が本来持っている知識の引き出しの数によって異なります。もともとの知識の引き出しの数が多い人なら、50個程度でいいかもしれません。残念ながら引き出しの数が少ない人は、300個程度はピックアップしたほうがいいかもしれません。

私の経験では、12個ペースでキーワードを調べて、150個程度で筆記試験に合格できるようになりました。150個のキーワードをまとめていると、それだけで論文の練習にもなるので、試験問題を読んだだけで「ここにはあれを書こう」とすぐに知識が浮かんでくるようになりました。

試験問題には、過去問題に出てきていないキーワードも、もちろん出てきます。この対応策は、技術部門に関係する学術雑誌や科学系の一般紙、国が発行する白書を読んで(ななめ読みでもいいです)、新しいキーワードをピックアップしておくといいですよ。

次回は、「知識の引き出し」の整理方法を説明します。

 

もう一度詳しく知りたい方は、キーワード学習をご覧ください。

整理したキーワードを使って論文を書く前に、論文の書き方をご覧ください。

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