口頭試験で聞かれそうな「想定問答集」を作ろう!
口頭試験は、約20分間です。受験生にとっては、何を質問されるのか不安だと思います。
しかし、質問の内容は「実務能力と適格性」と決められています。この「実務能力と適格性」を判断するための質問がなされます。評価項目も「コミュニケーション・リーダーシップ・評価・マネジメント・技術者倫理・継続研さん」と決められています。
つまり、受験生の経歴によって具体的な質問内容は変わりますが、基本的には同じことを受験生全員に聞いているのです。
スペインの作家であるミゲル・デ・セルバンデス(1547~1616)が書いた「ドン・キホーテ」の中で
よく準備してから戦いに臨めば、半ば勝ったも同然だ
という言葉があります。
想定問答集を作って、何度も繰り返し回答する練習をすれば、自然と自信がついてきます。「よし!できる!」という気持ちで口頭試験に臨めば、半ば合格したも同然ですね。
それでは、どのような質問に対する回答を準備すればいいのかを、少し紹介します。
- 受験動機
- 技術士になったらどうしたいか
- これまでの業務で経験したコミュニケーション、マネジメント、リーダーシップ
- これまで実施した継続研さん
- 技術者倫理
受験動機
これは必ず考えておいてください。「会社から試験を受けるように言われたから」ではダメです。自分でこの資格が必要だと思った、世の中に貢献したいと思った、などが伝わるような内容にしましょう。
技術士になったらどうしたいか
合格後に技術士に登録して、技術士を名乗れるようになったらどうしたいか?という質問です。受験動機と絡めて回答を考えましょう。
業務でのコミュニケーション、マネジメント、リーダーシップ
実際に経験したことを回答すればOKです。
継続研さん
技術士には、資質向上の責務があります。技術士になると、資質を向上させるために継続研さんを行うことが求められます。どのような継続研さんをこれまで行ってきたのか、ご自分が実際に行っていることを回答できればよいです。
技術者倫理
いわゆる技術士の「3義務2責務」です。信用失墜行為の禁止、秘密保持の義務、名称表示の場合の義務、公益確保の責務、資質向上の責務です。必ず覚えましょう!
そして、この中で一番重要と考えるものは何か、その理由を回答できるようにしましょう。
少なくともここで紹介した5問は、質問されたら確実に回答できるように、しっかりと準備しましょう。
このブログでは、これから口頭試験の対策を1つずつ紹介していきます。口頭試験を突破して、ぜひ技術士になってください。
Zoomを用いたオンラインの口頭試験対策講座(模擬口頭試験)を開講します。詳しくは、試験対策講座の紹介ページをご覧ください。
日程はお問い合わせフォームから、ご相談ください。
口頭試験対策講座(模擬口頭試験)のお申し込みは、こちらのサイトをご覧ください