技術士の筆記試験に合格できるのはどんな人?

皆さん、こんにちは!学び続ける人材を支援する専門家 広瀬優佳です。今日は「技術士の筆記試験に合格できるのはどんな人なのか」「どんな試験勉強をすればいいのか」について、お話しします。

技術士第二次試験の筆記試験合格率は約15%

技術士第二次試験の筆記試験の合格率は、約15%と言われています。

約15%と言われてしまうと「やっぱり国家試験だから難しいんだな」って思ってしまって、受験する前から尻込みしてしまいますよね。私も初受験の時は、この合格率の低さにビックリしていました。

何回も受験して、合格できなかったからあきらめた。という人の話を聞いたことがあります。一方で、1回の受験で合格してしまう人や2部門目・3部門目も合格してしまう人もいます。

この違いは何でしょうか?

私は、この違いはちょっとしたことだと思っています。

知識を引き出すコツを知っている

筆記試験に合格する人は、「設問に合わせてご自身の持っている適切な知識を引き出すコツを知っている」のだと思います。

ただ知識を詰め込むだけ・覚えるだけではなく、設問の内容や条件に合わせて「この設問ではあれを書こう!」と瞬時に判断して知識を引き出せることができる人、というふうにも言い換えられますね。

では、瞬時に判断して知識を引き出せるようになるためには、どうすればいいでしょうか。

私が考える方法は、

  1. まず情報に触れる
  2. 情報を自分なりに簡単にまとめる(インプット=キーワード学習)
  3. まとめた情報を使って、技術士試験の過去問題を解いてみる(アウトプット=論文作成)

です。

試験勉強として「キーワード学習」が取り掛かりやすいため、ついつい一生懸命にキーワード学習をやってしまい、それで満足されている人が多いです。しかし、筆記試験は「論文を書く」試験なので、キーワード学習でインプットしただけでは勉強不足です。

インプットした知識を使って論文を書いてアウトプットする。これが、筆記試験合格に効果的な勉強方法だと、私は思います。この勉強方法を続けて、ぜひ「設問に合わせてご自身の持っている適切な知識を引き出すコツを知っている人」になってください。

 

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